SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Data Tech 2022

2022年12月8日(木)10:00~15:50

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine Press

腹落ちしない「デジタルトランスフォーメーション」という言葉について、4人のIT賢者が語った


 2017年11月に開催されたセゾン情報システムズ主催のイベント「HULFT DAYS 2017」では、デジタル・トランスフォーメーション(DX)についてのパネルディスカッションが行なわれた。登壇者はアマゾンウェブサービスジャパンのエバンジェリスト亀田治伸氏、アイ・ティ・アール代表でアナリストの内山悟志氏、セゾン情報システムズ CTOの小野和俊氏、モデレーターはインプレスIT Leaders編集主幹の田口潤氏の4名。

DX時代の行動様式は「PDCAからOODA」、「モード1からモード2」

 「参加者の皆さんの中には、デジタル・トランスフォーメーションという言葉にわかりにくさや疑問を感じる人も多いだろう。今日はあらためてこの言葉の意味から議論をしていきたい」、こう切り出した司会の田口氏。事前の打合せはほとんどおこなわなかったと言う。メンバー全員が「語りだせば止まらない人たち」(田口氏)で、あらかじめのシナリオに収束させるのは無理ということだろう。

 まず初めに、この日の内山氏と小野氏の基調講演の内容のふり返りが行なわれた。内山氏によれば、DXとは「デジタル化によって産業に変革が生じ、それによって新たな価値が生まれること」であり「後戻り出来ないもの」だという。ディスラプション(破壊的変化)が様々な業界で進行し、新たなプラットフォーマーが台頭してくる。こうした時代にはITへの取り組みも、従来のROIに縛られない新しい発想が必要と述べ、「PDCAからOODAへ」という行動様式を紹介した。「OODA」とは監視(Observe)、情勢判断(Orient)、意思決定(Decide)、行動(Act)というサイクルを回すことだ。

panel
出典:ITR

 内山氏と小野氏が共通して語ったのは、デジタル化によるITシステムの変化だ。従来の「SoR」(System of Record)から「SoE」(System of Engagement)へと、ITの仕組みが変化している。小野氏は、この変化を「モード1」から「モード2」へのシフトという言葉で整理した。そして、今後はこの2つのギャップを埋める「バイモーダルな価値観が必要」と述べた。

panel
セゾン情報システムズ 小野氏の講演資料より

 変わってこのパネルから登壇したアマゾンウェブサービスジャパン(以下AWS)の亀田氏が自己紹介を行なった。亀田氏は「ガンダム、焼酎、暗号解読」が趣味。営業職としてのAWSの面接では「MySQLのフェールオーバー」について聞かれたと言う。AWSにはこういうテッキーな人が、ごまんといるらしい。そんな「モード2の代表企業」としてDXをどう捉えるかと田口氏は聞いた。

 「DXの特長は、大きなものが小さいものをどんどん飲み込んでいくこと。すべての人が強力な情報端末を常に持ち歩いている時代、従来と違って簡単に情報が入手でき、より高速なものやより口コミで評判の良かった情報が一瞬でどんどん流れていく。広告やマーケティングの手法も古いやり方はどんどん一掃されていき、今やソーシャルに入ってくる情報の方が価値を生んでいる。時代に則さないユーザーインターフェースの会社はどんどんユーザが減っていき、比較の俎上にすら乗らない」(亀田氏)

次のページ
日本はDXに対して「ゆでガエル」状態!?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

翔泳社 メディア事業部。同志社大学卒業後、人材採用PR会社に就職後1994年から翔泳社に参加。以後、翔泳社の各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、嘱託社員の立場でEnterpriseZineをメインに取材・編集・書籍などのコンテンツ制作に携わる。 趣味:アコギ、映画鑑賞。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/10186 2018/01/17 15:47

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年12月8日(木)10:00~15:50

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング