2017年10月に文部科学省が策定した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、学校内のネットワークをインターネットに接続する「校務外部接続系システム」と「学習系システム」、インターネットには接続できない「校務系システム」の3つに分離して運用することを推奨している。また、「機微な個人情報」が含まれるファイルの暗号化など、これまで以上に高度なセキュリティ対策が示されている。
一方で、教育の現場では、ネットワークを物理的に分離するために新たに回線を引き直すということは難しく、その後の運用も容易ではない。そのため、ネットワーク分離を論理的、かつ低コストに実現できるSBC(Server Based Computing)に対するニーズが高まっており、SBCに対応したセキュリティ対策製品が求められているという。
そのため、ALSIはSBC環境で活用できる新たなファイル暗号化ソリューションとして、「InterSafe FileProtection Basic」の販売を開始するという。
「InterSafe FileProtection Basic」は、SBCに標準対応しており、シンプルに導入・運用できることが特徴だ。暗号化したいファイルを特定のフォルダにドラッグ&ドロップするだけで、暗号化することができる。
暗号化されたファイルは、どこへ持って行っても暗号化されたままで、復号化(平文化)するには専用アプリケーション「InterSafe FP Client」が必要となり、かつ管理サーバーや校内サーバーと通信できる環境が必要になる。つまり、外部のPCでは、暗号化されたファイルを復号化することはできず、万が一ファイルが流出してしまった場合でも、情報そのものの漏洩を防ぐことが可能だ。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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