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仮想マシンとコンテナは対立するのではなく組み合わせる―VMwareが触媒となりDellとEMCが起こす化学反応

 デジタル変革、IT変革、ワークフォース変革、セキュリティ変革という4つで、世の中を変革し人類の進化に貢献する。そのような目標を持つDell Technologiesファミリーの一員として、重要な役割を担っているのがVMwareだ。Dell Technologies WorldではVMwareのCEO パット・ゲルシンガー氏が、「Innovate in everything & anything: any device, any app, any cloud.」というタイトルで同社の戦略アップデートを語った。

ゲルシンガー氏がDellのラップトップPCでデモンストレーション

VMwareのCEO パット・ゲルシンガー氏
VMwareのCEO パット・ゲルシンガー氏

 ゲルシンガー氏が最初に触れたのは、Any Deviceでの変革について。変革のためのデジタル基盤実現には、働いている人の満足度が鍵となる。これはデジタル変革の中核が人であり、彼らのために柔軟性のあるユーザーエクスペリエンスの提供が必要だから。その上で、セキュリティを確保することも重要。セキュリティと柔軟なユーザーエクスペリエンスは、陰と陽の関係性にあると指摘する。

 デジタル変革ではしっかりとしたセキュリティ対策がなされていなければならないが、一方でデジタル化を進めようとするとセキュリティ対策が邪魔になることもある。セキュリティの強度を上げると、使い勝手の面でユーザーの満足度を下げてしまうのだ。セキュリティを維持しつつ、ユーザーフレンドリーな新しい機能を提供していかなければならない。

 たとえば既存のアプリケーションの利用でも、パブリッククラウドのSaaSの利用でも、シングルサインオンでセキュアでありながら使い易い環境が欲しい。それを実現する方法として紹介されたのが「VMware Workspace ONE」だ。これをDellのラップトップPCと組み合わせれば、電源を入れPCを立ち上げるだけで自動的にシングルサインオンがなされ、ユーザーは利用したいアプリケーションをすぐに利用できる。その様子が、ステージではデモンストレーションで紹介された。このVMware Workspace ONEのシングルサインオン機能は、複数デバイスにまたがって利用可能。会社支給のデバイスはもちろん個人所有のデバイスでも、VMware Workspace ONEが自動でセキュリティ設定を行い安全にアプリケーションにアクセスできる。

 VMware Workspace ONEは、陽の部分の強化。こういった陽の部分と同時に陰の部分も強化する必要がある。たとえば、企業ユーザーに対し日々さまざまな攻撃がある。その際、攻撃者が突いてくるのは主にOSやファームウェアなどの既知の脆弱性だ。攻撃が成功するのはそれらを放置していて、そこを突かれた場合だ。そこでDellでは、ラップトップのハードウェアそのものにセキュリティを高める機能を入れている。これによりDell PCを利用していれば、必ずセキュリティアップデートが行われるようになる。そして、新たな脅威が見つかった場合も、対策を陰で自動実施する。安全性が確保されていない間は、限定的なアクセスだけを許す。バックグラウンドでセキュリティパッチが当てられ安全になると、再びフルアクセスができるのだ。このようにDell製品を使うだけで、陰の部分の対策も自動で行われるというわけだ。

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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