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IT運用とセキュリティ運用は統合できる――企業のセキュリティ対策体制の強化で注目される「サイバー・ハイジーン(衛生管理)」とは?

NISTのセキュリティフレームワークを迅速に回す「Tanium Endpoint Platform」

 サイバー・ハイジーンではIT資産やシステムへのパッチ適用の管理を徹底する。多くの企業は、それらは既に行っていると言うかもしれない。しかしながらその管理のタイミングは、どのようになっているだろうか。

 「以前は1ヶ月に1回のタイミングで良かったかもしれません。今は数分もあれば脅威が拡散し、重要な情報が盗まれます。ITシステムのヘルスチェックに半年もかかるようでは、今のサイバー領域の脅威からは守れません」(楢原氏)

 リアルタイムなIT資産の可視化がなければ、本当の意味での衛生管理はできないと楢原氏は指摘する。どこにどのような脆弱性がありどんな攻撃があったかが把握できなければ、適切な対処は不可能だ。そうなれば攻撃による影響範囲も特定できない。当然ながら復旧は遅れ、サイバー攻撃に対するビジネスの可用性は担保できなくなるのだ。

 このような課題のある中でタニウムは、サイバー・ハイジーンを中核にしてNISTのセキュリティフレームワークの機能を時間軸に沿って迅速に回せるプラットフォームを提供している。

図:NISTサイバーセキュリティフレームワークを踏まえたタニウムのポジショニング[画像クリックで拡大表示]

 「Tanium Endpoint Platformは、セキュリティとIT運用のアーキテクチャを合わせる形となっており、最初から数万規模のエンドポイントセキュリティの状況を把握できるリニアチェーンのアーキテクチャとなっています。これは特許技術で、市場に投入するまでに5年もの時間をかけました」(古市氏)

図:純度の極めて高い可視化を実現に向けたタニウムのアーキテクチャ[画像クリックで拡大表示]

 出来上がったTanium Endpoint Platformは、軍の高いセキュリティレベルが求められるような環境でも利用されている。他にも米国では売上高上位100社のうち半分が、中でも上位10社の銀行全て、小売業では10社のうち7社がTanium Endpoint Platformを採用している。

 Tanium Endpoint Platform では、短時間で企業のIT資産全てのセキュリティ対策状況をあぶり出せる。端末にエージェントを入れることで、簡単に全ての端末情報が得られる。操作はGoogleの検索窓に必要な情報のキーワードを入れるのと同様だ。端末の詳細な情報がすぐに得られ、パッチが当たっていないものがあれば隔離し、適宜パッチを当てるなどの管理作業が集中的に行える。またエージェントの入っていない「野良サーバー」を見つけ出すことも容易にできる。

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「衛生管理」を徹底すれば被害は最小限に抑えられ、復旧も迅速化できる

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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