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オンプレミスのSQL Serverからの移行に「Managed Instance」を全力でお薦めする理由

データプラットフォームとしてのMicrosoft Azureの将来

谷川:Managed Instanceが新たに加わったことで、Microsoft Azure上でさらに多様なデータを管理できるようになりそうですね。

平山:例えば、オンプレミスの大規模なSQL Server のシステム更改の際の移行先としての強力な選択肢がひとつ加わったといえるのではないでしょうか。

山口:DWH系に関しては「Azure SQL Data Warehouse」がありますし、各データベース間のデータ統合も「Azure Data Factory」を使えば簡単に行えます。

谷川:なるほど。ちなみに今回公開されたホワイトペーパーは、どんな方にとって役立ちそうでしょうか?

平山:やはり、Managed Instanceに興味を持たれている方の多くは、オンプレスのSQL Server環境からの具体的な移行手順が気になるところだと思います。このホワイトペーパーでは、後半部分で移行手順を3パターンに分けてかなり詳しく紹介しています。これを読めば、移行に関する不安のかなりの部分を払拭できるのではないかと思います。

谷川:早くも3月末には改版が予定されているそうですね。

山口:はい。今まさに追記部分を執筆しているところなのですが、今後リリース予定のManaged Instanceの機能、例えば「日本ローカルタイムへの対応」「照合順序の機能強化」「Azure Database Migration Service(DMS)のオンライン移行対応」といった機能を検証して、実際の使い勝手を紹介できればと思っています。

谷川:ちなみに、今後マイクロソフトのデータベースソリューションは、どのような方向に向かうとお考えですか?

平山:「マイクロソフトのデータベース製品=SQL Server」と考えているお客様は、もうかなり少なくなってきているような気がします。現在では、Microsoft Azureが提供する多様なデータサービスの中から、用途に合ったものを選んで利用する形が一般的になってきています。Microsoft Azureには、SQL Serverベースのデータベースサービス以外にも、Hadoop系やOSS系などさまざまなサービスが用意されていますから、ぜひこれらを組み合わせてお客様がお持ちのデータを最大限活用していただければと思っています。

山口:最先端の技術を手軽に試せて、かつやめたくなったらすぐやめられる点も、クラウドならではのメリットだと思います。例えば、既存データを使ったAI分析をちょっと試してみたいと思った際も、Microsoft Azureのデータプラットフォームなら気軽にトライ&エラーができます。弊社はAzure SQL Data Warehouseなども強みにしていますので、データ分析やDWHの分野でもぜひお客様のクラウド活用を支援していきたいと考えています。

参考資料:Azure SQL Database Managed Instanceホワイトペーパー(クリックするとPDFがダウンロードされます)

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この記事の著者

吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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