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週刊DBオンライン 谷川耕一

横断的な検索、分析が強みのElasticsearch 国内資産運用会社の40億件データでも活用

 分散型のデータ検索、分析エンジンであるElasticsearchは、Elastic社が管理するオープンソースプロジェクトで開発されている。もともとはElasticのCEOであるシャイ・バノン氏が、料理のレシピを検索するのに苦労している妻の様子を見て、たくさんのレシピサイトの情報を効率良く検索できる仕組みとして構築したものがElasticsearchの原型だ。

さまざまなデータソースの大量データの横断的な検索、分析が可能に

 Elasticsearchは、オープンソース・ソフトウェアを普段から使っているようなエンジニアに評価され利用が広がった。世界中で使われるようになり、ユーザーから有償のサポートサービスを求められ、それを提供するためにElastic社が起業される。

 現状Elasticsearchはオンプレミスでの利用が多いが、IaaSにインストールして使われることも増えている。また、Kubernetesのコンテナ上でも利用され始めている。最近はより容易に利用できるように、クラウドベンダーのマーケットプレイスからSaaSの形でも提供されている。直近の四半期の決算を見ると、Elastic社のビジネスは前年比40%を超える成長があり、中でもクラウド関連ビジネスの伸びは80%を超え好調さが覗える。

 Elasticsearchの典型的な利用の1つが、複数のシステムのログやセキュリティログなどの横断的な検索、分析だ。分析結果から、すぐに適切なセキュリティ対策などのアクションを実行することになる。また「最近ではMicrosoft Teamsのようなコラボレーションツールのアクティビティログの検索などにも使われています。Teamsでは、チャットコメントの検索などのニーズもあります」と、Elasticsearch株式会社 テクニカルプロダクトマーケティングマネージャー/エバンジェリストで内閣官房 IT総合戦略室 政府CIO補佐官でもある鈴木章太郎氏は言う。

Elasticsearch株式会社 テクニカルプロダクトマーケティングマネージャー/
エバンジェリスト 内閣官房 IT総合戦略室 政府CIO補佐官 鈴木章太郎氏

 コロナ禍でリモートワークが定着し、ビジネスのさまざまな部分がオンライン化されている。結果的に企業が得られるデータは増えており、得られるさまざまなデータが分散している。顧客との接点などが増える中、どこで何が起きているかを迅速に把握したい。それを解決する方法としても、Elasticsearchのニーズが高まっている。

 またリモートワークによる分散した働き方で、新たなサイバーリスクも生まれている。それにどう対処するかでも、Elasticsearchのリアルタイムな監視、分析機能が役立つ。「ゼロトラストネットワークが話題ですが、それを実現するための新しいセキュリティ対策や分散した環境でのデータのガバナンス確保でも、Elasticsearchへの引き合いが増えています」と鈴木氏は言う。

 社内のさまざまなデータを横断的に分析している国内事例としては、資産運用会社の三井住友DSアセットマネジメントがある。同社では、社内の4500万件のデータを横断的に検索するシステムをElasticsearchで構築している。

 同社のシステムでは、Elasticsearchで40億件のデータを対象に検証し、他社製品では6分かかっていた検索処理が1秒で返ってくることを確認している。また、以前の検索エンジンで数10秒かかっていた処理が0.1秒というほぼリアルタイムな処理も実現している。

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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