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横断的な検索、分析が強みのElasticsearch 国内資産運用会社の40億件データでも活用

edited by DB Online   2021/02/01 08:00

パートナー施策とCXOの理解がビジネス成長の鍵に

 Elasticsearchでは今後、日本のパートナー経由のビジネスにも力を入れる。1つはOEMパートナーで、パートナー企業が提供する商用パッケージ製品などの検索エンジンとしてElasticsearchを組み込んで販売してもらう。

 もう1つは、大手SI企業などにElasticsearchを積極的に提案してもらうアプローチだ。これについては、ElasticsearchがOpenShiftに対応していることもあり、コンテナを活用するようなアプリケーション開発のところが有望なターゲットとなる。

 業種別では、金融業の不正取り引き検知などの用途がまずは挙げられる。また製造業におけるIoTデータの活用もある。製造業でも工場ラインの状況をリアルタイムに監視し、トラブルや不正などをリアルタイムに検知するニーズが生まれている。またECサイトなどオンラインサービスの検索用途も、引き続き重要なターゲットだ。さらに公共機関でも文書などのデジタル化が進んでおり、今後それらの検索などで採用の拡大が期待される。

「リスクや脅威のリアルタイムの監視や検知、予防保守などの用途は重要です。これらの課題を解決するのに、機械学習技術などを組み合わせてパターン化していくことも考えています」(鈴木氏)

 多様なニーズがある中、日本のパートナー企業が積極的に提案に含めるようになれば、Elasticsearchのビジネスはさらに成長するだろう。そのためにも、エンジニアだけが扱う技術のイメージを払拭し、認知度を向上しCXOの立場の人たちにもElasticsearchのメリットを理解してもらう。これには、急ぎ取り組む必要がありそうだ。



著者プロフィール

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター かつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリストとして、クラウド、データベース、ビッグデータ活用などをキーワードに、エンタープライズIT関連の取材、執筆を行っている。

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