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Databricks、Google Cloud上でレイクハウスの構築が可能に

 米現地時間2月17日、Databricks(データブリックス)は、Google Cloud上でデータブリックスをグローバル規模で提供するための新たなパートナーシップを発表した。このパートナーシップにより、企業はデータブリックスを使用して、Google Cloud上に、Lakehouseアーキテクチャー(以下、レイクハウス)を構築できるようになるという。

 Google Cloud上のデータブリックスは、Google BigQueryのオープンプラットフォームと統合され、Google Kubernetes Engine(GKE)を活用することで、コンテナ化されたクラウド環境でデータブリックスを展開できるようになる。この統合ソリューションにより、企業はAI主導の洞察力を解き放ち、インテリジェントな意思決定を可能にするとともに、最終的にデータ駆動型アプリケーションによるデジタルトランスフォーメーションを加速させるとしている。

グローバル規模で迅速かつセキュアに展開

 データブリックスをGoogle Cloud上で提供することで、データブリックスをGoogle Cloudのグローバルネットワーク上で迅速にプロビジョニングが可能。また、ビジネスのニーズに応じて利用状況を迅速に調整でき、柔軟性を備えたサービスを提供できるという。

 さらに、Google Cloud Marketplaceからデータブリックスを展開できるようになり、調達やユーザーのプロビジョニングの簡素化、シングルサインオン、課金の一元化が可能になるとしている。

データブリックス、BigQuery、Google Cloud AIプラットフォームでアナリティクスの高度化

 Google Cloud上のデータブリックスはGoogle BigQueryと緊密に統合されているため、顧客は自由にデータ分析サービスにアクセスすることができる。この統合により、企業は、Google Cloud上で実行されている既存のデータブリックスのレイクハウス機能を拡張し、Google BigQueryを分析にクロスレバレッジすることができるという。

[画像クリックで拡大]
データブリックスとGoogle Cloud間の独自の統合
  • データブリックスとGoogle Cloudのアナリティクスソリューションとの緊密な統合により、データレイク、データウェアハウス、複数のビジネスインテリジェンスツールにAI主導のインサイトを簡単に拡張できる
  • BigQuery、Google Cloud Storage、Looker、Pub/Subとシームレスかつ迅速にデータブリックスを統合するためのコネクタがあらかじめ用意
  • データブリックスで作成したデータワークフローを利用したAI Platformによる高速かつスケーラブルなモデルトレーニングと、AI Platform Predictionを利用したデータブリックスで作成したモデルの簡易デプロイメント

オープンソースのイノベーションとパートナーのコラボレーションを支援

 新しいパートナーシップの下、両社は引き続きオープンソースコミュニティをサポートし、オープンイノベーションとコラボレーションを奨励し、共同の顧客がオープンソース技術をより簡単に構築できるようにするという。

 共同エコシステムのパートナー企業のメンバーは、Accenture、Cognizant、Collibra、Confluent、Deloitte、Fishtown Analytics、Fivetran、Immuta、Informatica、Infoworks、Insight、MongoDB、Privacera、Qlik、SoftServe、Slalom、Tableau、TCS、Trifactaなど、Google Cloud上でのデータブリックスとのシームレスな統合を実現できるとしている。

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