「タイミングが悪い」「何を知りたいのか要領を得ない」などなど、OJT研修期間中にとかく先輩社員が不満を抱きがちなのが「後輩の質問」です。今回は、この「質問」について取り上げます。

後輩の質問は何が悪いのかを考えよう
確かに、ただでさえ忙しい仕事中に、後輩からのあまり上手とは言えない質問で作業を中断させられるのは気分の良いものとはいえません。
しかし、後輩の質問は「やる気」から生じているものです。「どうでもいいや」と思っていたら、質問は生まれません。相手に関心を持っていたり、業務に興味があったり、作業に失敗したくなかったり、と質問には何らかの「後輩の思い」が詰まっています。適当にあしらったり、下手に叱ったりして、やる気を損なうのはもったいないですね。
さて、皆さんが後輩からの質問を受けて苛立ちを感じる場合には、2つの理由が考えられます。苛立ちの理由さえ突き止めることができれば、解決の余地はいくらでもあります。そこで、まずは皆さんの後輩の質問は何がいけないのかを考えてみましょう。

さて、皆さんの後輩はどちらに当てはまりますか?
- パターンA 
    「なぜ今、その質問をするの?」 
 「忙しいのがわからないの?」
 「それ、さっき言ったでしょ?!」
 
- パターンB 
    「何が聞きたいの?」 
 「何のための質問なの?」
パターンAが近い場合は、後輩の質問のタイミングが悪いのかもしれません。一方、Bの方が当てはまると感じるのであれば、質問の仕方が悪い可能性があります。
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                    森 美緒(モリ ミオ) グローバル ナレッジ ネットワーク株式会社 ビジネススキルグループ 人材教育コンサルタント。ヒューマンスキル研修講師を担当。 ※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です 
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