DX推進の方法論はさまざまであり、現在推進中の企業においてもそこに至った経緯は多様である。特定の要素技術がトリガとなり、現場サイドで自然発生的にビジネスシーズが産まれることもあれば、オピニオンリーダーや経営幹部の「鶴の一声」によってノベーションの取り組みを開始するといった例もあるだろう。どのような進め方が適切かは、企業の経営環境やビジネストレンド、あるいは内部の組織、制度、カルチャー等によって異なり、一概に定めることはできない。しかし、いかなる環境や状況においても、組織変革へ向けた経営者のリーダーシップが、DXを進めるうえで重要な役割を果たすのは間違いない。最終回では、そのようなトップダウン方式によるDX推進のあり方を探ってみたい。
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金谷 敏尊(カナヤ トシタカ)
株式会社アイ・ティ・アール 取締役/リサーチ統括ディレクター/プリンシパル・アナリスト、英国MBA(経営学修士)、IoTエキスパート(MCPC認定)、BATIC Accountant(国際会計検定)、ITIL Foundation(EXIN)青山学院大学卒業。英国Anglia Ruskin University M...
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