パナソニックグループは4月1日、持株会社・事業会社制に移行した。商号を継承した「パナソニック株式会社」は、くらし領域の事業が結集した事業会社として新たに発足。また、コネクティッドソリューションズのBtoBソリューション事業を引き継ぐ会社として、「パナソニック コネクト株式会社」も同日発足した。
パナソニックは、「中国・北東アジア社」「くらしアプライアンス社」「空質空調社」「コールドチェーンソリューションズ社」「エレクトリックワークス社」の5つの社内分社を中心に事業を展開する。
会社概要
- 会社名:パナソニック株式会社(英文社名:Panasonic Corporation)
- 代表者:代表取締役 社長執行役員 CEO 品田 正弘
- 設立日:2022年4月1日
- 本社所在地:東京都港区東新橋1丁目5番1号
- 本店所在地:大阪府門真市大字門真1006番地
- 資本金:5億円
- 売上高:3兆6400億円(2021年度見通し)
- 事業内容:家電、空質・空調機器、照明・電気設備、業務用冷凍・冷蔵機器、関連デバイスなどの開発・製造・販売
- 従業員数:約88,000人
パナソニック コネクトは以下の構成だという。2021年9月に完全子会社化した「Blue Yonder」を傘下に持つなど、約28,500人の従業員でスタートする。
- 現場ソリューションカンパニー(旧パナソニック システムソリューションズ ジャパン):国内でのソリューション営業を担当
- プロセスオートメーション事業部:電子部品の実装機や溶接機に強み
- メディアエンターテインメント事業部:五輪で採用される高品質なプロジェクター、放送用カメラ、サウンド機器などを提供
- モバイルソリューションズ事業部:レッツノート、タフブックなどのパソコン製品、決済端末
- パナソニック アビオニクス:航空機の機内エンターテインメント事業
- Zetes:物流のトレーサビリティや個人認証のソリューションに強み
- Blue Yonder:サプライチェーンマネジメントソフトウエア
会社概要
- 会社名:パナソニック コネクト株式会社(英文社名:Panasonic Connect Co., Ltd.)
- 所在地:東京都中央区銀座8丁目21番1号住友不動産汐留浜離宮ビル
- 発足日:2022年4月1日
- 代表者:代表取締役 執行役員 社長・CEO 樋口泰行
- 事業内容:「サプライチェーン」「公共サービス」「生活インフラ」「エンターテインメント」分野向け機器・ソフトウェアの開発/製造/販売、並びに、システムインテグレーション/施工/保守・メンテナンス、およびサービスを含むソリューションの提供
- 従業員数:約28,500人〔国内:約12,500人/海外:約16,000人(2022年4月1日時点)〕
- 売上高:8182億円(2020年度パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズとして)
【関連記事】
・パナソニック、PXの主軸に「RISE with SAP」を採用 グローバルでクラウド化を加速
・パナソニックが東京ドームで新顔認証技術を運用開始 各社クラウドとも連携し、入場・決済も実現
・パナソニック、Blue Yonder買収後のSCMソリューションが充実 武器となる3階層のデータ可視化