SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

デジタル通貨で流通サプライチェーンの決済を一気通貫 日立も参加し効果検証へ

 デジタル通貨フォーラムにおいて、小売り・流通分科会は小売企業とそのパートナー企業(メーカー・卸売)間での取引にともなう決済業務に、デジタル通貨DCJPY(仮称)を活用する実証実験を6月9日より開始すると発表した。

 本実証実験を通じて企業間での受発注から支払いまでの一連の商取引に、ブロックチェーンを使ってデータの真正性を担保しながらシステム上で完結し、サプライチェーンに関わる業務の効率化、高度化に向けた効果検証を行うとのことだ。

[画像クリックで拡大]

 実証実験の実施企業には日立製作所やインテック、ツルハホールディングスなどが参加する。 

 小売流通業界では、メーカーや卸売との商取引において、発注書、納品書、請求書などを企業間で電子的に交換するEDIが普及する一方、受発注システムは企業ごとに存在する。請求書の確認や支払いにかかる事務処理は人力であることから、担当者の負担になっているという。

 そこで今回の実証実験では、小売・卸売の企業間における流通BMS(EDIサービス)を用いた商取引において、受発注から支払いまで一連の流れをデジタルで完結する。これにより、主に商品受領後の資金決済業務における効率化の検証を行う。

 具体的には、書類の照合・確認などの作業に対し、EDIとブロックチェーンを連携した環境上で、全ての取引データの真正性を担保。その上でデータを共有し、デジタル通貨を使って決済・送金を自動化することで、一連の流れをデジタルで完結させる。

[画像クリックで拡大]

 本実証実験では、商取引のデジタル完結による業務効率の効果も定量的に検証する。連携環境を構築・活用する上での技術的な知見を蓄積することが狙いだ。また、商流から金流への流れを自動化するデジタル通貨の有用性の確認や、その基本機能の検証、技術的課題の整理なども行うとしている。

【関連記事】
NTTデータなど4社、デジタル通貨を活用した新たな貿易決済の実用化に動く
NTTなどが「Gaia-X」の知見などを基にした、データ流通プラットフォーム開発へ
スズケンとソフトバンク、医薬品の流通在庫をリアルタイムに可視化 生産や配送の最適化を実現

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/16073 2022/05/31 17:20

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング