日立ソリューションズは、サイバーレジリエンス事業を立ち上げ、企業のレジリエンス経営の強化を支援していくと発表した。企業の情報資産やサプライチェーン全体を守り、事業継続を支える「サイバーレジリエンスソリューション」の提供を開始するという。

同ソリューションは、セキュリティの国際標準でNIST(米国国立標準技術研究所)が必要な能力として定義した「予測」「抵抗」「回復」「適応」の能力を高めるもの。企業やサプライチェーンの脆弱性を可視化、サイバー攻撃に抵抗し、被害からの迅速な回復により、事業継続をワンストップで支援するという。
第一弾として、企業の事業継続に焦点をあてる。これまで培ってきた知見やノウハウをもとに、人・組織、プロセス、システムの観点でセキュリティ整備状況を可視化する「サイバーレジリエンス現状分析サービス」の提供を7月29日より開始するという。

日立ソリューションズは4月1日、専任組織「サイバーレジリエンス推進センタ」を設置し、人員体制やソリューションの整備を進めてきた。今後、ゼロトラストセキュリティを事業継続視点で強化するなど、レジリエンス経営強化を支えるソリューションを順次提供し、2024年度にサイバーレジリエンス事業で売上300億円を目指すとしている。
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