Microsoft社に勤めているとき、Googleが急成長していました。裏ではなんらかの対策をしていたのかもしれませんが、年次社内ミーティングで、当時のCEOのスティーブ・バルマーは、「あんなのは敵ではない」と無視を決め込んでいるような発言をしていました。Netscapeが出てきたときも、当初は同じような反応でしたが、危機度合を測りながら、実はしっかりと対応していたのです。このような対策ができるかは別にして、新しいテクノロジーの企業が登場した時には、しっかりした分析と対策が必要だと思います。そうしないと、市場を奪われてしまいます。新興企業が急成長して資金が豊富になると、製品ポートフォリオを拡大して、本当の敵になるのです。
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北川裕康(キタガワヒロヤス)
35年以上にわたり B2BのITビジネスにかかわり、マイクロソフト、シスコシステムズ、SAS Institute、Workday、Inforなどのグローバル企業で、マーケティング、戦略&オペレーションなどで執行役員などの要職を歴任。現職は、クラウドERPベンダーのIFSでマーケティングディレクター。...
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