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NEC、後付けでIoT機器の通信暗号化を可能にするソフトウェアを提供開始

 NECは、様々なIoTシステムを構成する機器において暗号化を実現する、既存の基本製品「軽量暗号 開発キット」の提供および、後付けで通信の暗号化を実現するソフトウェア「軽量暗号 組込み改修不要化オプション」のWindows向けを新たに製品化し、販売を開始したと発表した。

 本製品により、機器メーカやシステム提供者は機器に搭載される通信アプリケーションのソースコードを改修することなく、通信の暗号化が可能となり、暗号化のためのコストや手間を削減可能だという。提供開始は今年10月1日を予定しているとのこと。なお、Linux向けは今年4月1日から提供している。

 従来の暗号化ソフトウェア製品は、ライブラリのようなソフトウェア部品として提供されており、既存の機器に組み込む場合、機器に搭載される通信アプリケーションのソースコードを改修して組み込む必要があった。そのためソースコードを改修するコストや手間が課題だったという。

 そこで今回の製品は「軽量暗号 開発キット」と一緒に機器にインストールするだけで済むだけでなく、機器メーカーやシステム提供者は機器に搭載される通信アプリケーションのソースコードを改修することなく通信の暗号化が可能となり、暗号化に対応するためのコストや手間を削減できるとのことだ。

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