NTTコムウェアは、デジタルデータ活用による環境負荷低減および街区価値の向上をめざすソリューションブランド「GreenUs(グリナス)」の提供を10月4日より開始すると発表した。
GreenUsは、「街区やビルの持続可能な価値や魅力向上につながるデジタルサービス」と「街区やビルの開発・運営者への経済的な価値提供につながるデジタルサービス」を、同一のプラットフォーム上で双方に提供する。これによりデジタルデータを循環させ、持続可能な民間主導型スマートシティ・まちづくりの実現を支援するとしている。
具体的には、センサ・カメラ・スマホなどのIoT機器や設備管理システムから取得・蓄積した、気温、照度、人流、設備利用状況など、様々な種類や形式が混在するデジタルデータを「Smart Data Fusion」等により、ビル・エリアマネジメントに必要なデータとして最適化し分析、予測する。
そのデータをリアルタイムダッシュボードで可視化、サジェストメッセージサービスとして提供することで、ビル・街区開発・運営事業者の「エネルギーコスト削減・環境負荷低減」「ビル・街区運営管理業務の効率化・省人化」を支援するとしている。今後は、プロパティマネジメント業務におけるデータドリブンなテナントリテンション等、人流データ活用により収益向上につながるサービスの展開を予定しているとのことだ。
NTTコムウェアは、ドコモグループ企業やパートナー企業との連携により、今後5年で累積売上目標50億円を目指すとしている 。
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