SAPジャパンと日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(以下、日本TCS)は、UBE三菱セメント(以下、MUCC)が、新会社の経営システム基盤として「RISE with SAP」を稼働開始したと発表した。MUCCは、UBEと三菱マテリアルが50%ずつ出資し、2021年4月に設立された新会社。両社のセメント事業および関連事業を統合し、2022年4月に営業を開始している。
MUCCでは、基幹システムとして「SAP S/4HANA Cloud」を選択するにあわせて、Fit to Standardを基本方針にしたという。2021年4月に導入プロジェクトを開始してから1年後の翌年2022年4月に営業を開始するなど短期間でのシステム本番稼働を実現している。なお、システム構築および導入後の運用は、日本TCSが担当したという。
同社は目指す姿の実現に向けて、今後もSAPの機能拡充を推進していく予定だとしている。
【関連記事】
・NTT-AT、高度な知識不要でSAP S/4HANA CloudなどへAPI連携を容易に実現
・JSOLとSAPジャパン、衛星データを活用し第一次産業における原材料調達の課題解決を支援
・LIXIL、グローバル人事戦略の推進のため「SAP SuccessFactors」を採用