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週刊DBオンライン 谷川耕一

OracleとRed Hatがクラウドで協業、両社が“犬猿の仲”を解消する理由とは

 2023年1月31日、OracleとRed HatがOracle Cloud Infrastructure(OCI)の上で動作するオペレーティングシステムの選択肢を拡大するために、今後段階的に協業を進めることが発表された。最初の協業では、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)がOCI上で動くOSとして正式にサポートされる。これはOCIの仮想マシンでREHLを実行する構成が、両社により動作保証されることでもある。OracleとRed Hatの間には、過去にサポート体制でわだかまりもあった。それが顧客の強い要望もあり、両社は改めて手を結ぶこととなったようだ。

溝は深く協業にいたるまでにはかなりの時間がかかった

レッドハット株式会社 APAC Office of Technology, GTMストラテジスト 岡下浩明氏
レッドハット株式会社 APAC Office of Technology, GTMストラテジスト 岡下浩明氏

 OracleとRed Hatのわだかまりのきっかけは、2006年に米国で開催されたOracle OpenWorldにまで遡る。このイベントのタイミングで、OracleがRed Hat Linuxを独自に低価格でサポートする「Unbreakable Linux 2.0」を発表したのだ。当時のOracleの見解としては、今後Linuxを広く活用するにあたりRed Hatのサポートサービスでは企業のミッションクリティカル用途での要望に応えられないと言うもの。OpenWorldの基調講演で当時のCEO ラリー・エリソン氏が「Red Hatの対応では遅すぎる」と、強く発言したことをよく憶えている。

 OracleによるこのUnbreakable Linux 2.0の取り組みは、「Red Hatつぶし」とも言われた。それまで両社はLinuxを市場に広めるパートナー関係にあったが、ここからは急にライバル関係になったわけだ。Oracleではさらに、Linuxのサポートサービスだけでなく、RHELと互換性のあるディストリビューションとして「Oracle Linux」も提供する。さらに2010年にはRed Hat Linuxとの互換性は維持しながら、エンタープライズ向けの修正、拡張を施したUnbreakable Enterprise Kernelも開発し提供する。これにより、さらに両社の距離は離れる。こういった長きにわたるいがみ合いもあり、OCIの上ではRHELの利用をOracleでは正式にサポートしていなかった。

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Red Hatの方針転換の理由は

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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