JFEスチールは、本社会計・投資管理システム基盤を「SAP S/4HANA Cloud」へ移行した。
JFEスチールは、7次中期経営計画(2021~24年度)において「『デジタル』による製造基盤の強化」に取り組んでおり、DX推進の柱の一つとして、「変化に強い柔軟なIT構造」を実現するオープン・プラットフォームを構築している。
同社は、会計・投資管理システム基盤として2017年にオンプレミスにてERPを導入。今回、機能拡張が容易なクラウドへ移行すべく、2022年7月にSAP S/4HANA Cloudの導入を開始した。6ヵ月の移行期間を経て、安定したシステム本稼働を実現しているという。
JFEスチールは、今後SAP S/4HANA Cloudを他の業務領域へ展開し、さらに「SAP Ariba」および「SAP Business Technology Platform」等の活用によりクラウドの充実を図ることで、業務刷新を進めていくとしている。
【関連記事】
・NTTデータが「SAP Ariba」の活用範囲を拡大し購買システムを更改
・SAPジャパン代表取締役会長の内田士郎氏が3月31日付で退任
・ライオンが「SAP S/4HANA」導入 22年5月に一斉稼働、23年1月に初回の通期決算処理を実施