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世界的なリセッション下でも着実に成長するタニウム 本国CROが語る、日本での事業戦略と魅力とは

 セキュリティ企業としてグローバルに存在感を示しているタニウム。最近では、統合型エンドポイント管理(XEM)を提供し、組織で扱うすべての端末をリアルタイムにモニターし、脆弱性の可視化と対処を継続的に行う「サイバーハイジーン」を推奨している。このほど来日した同社のCRO(Chief Revenue Officer,:最高収益責任者)のタイカー・ファグ(Tyker Fagg)氏に、日本市場での戦略などについて聞いた。

米国防総省も採用する、タニウムのエンドポイント管理

──タイカーさんのこれまでのご経歴や、現在のお仕事について教えてください

 私自身の役職は最高収益責任者(Chief Revenue Officer:CRO)ですので、売上の責任を持ち、世界中の様々な市場での戦略に関わっています。民間企業から公共機関まで様々なお客様が対象です。

 現在タニウムに所属してから10年近くになりますが、私がタニウムを知ったのは前職であるマカフィーでセキュリティ組織を率いていた頃でした。当時、マカフィーはタニウムとパートナーシップを結び、OEM製品としてマカフィーで販売していたのです。顧客からタニウムのプラットフォームについて非常に良いフィードバックを得るようになったため、タニウムにジョインしようと思った経緯があります。

タニウム Chief Revenue Officer タイカー・ファグ(Tyker Fagg)氏
タニウム Chief Revenue Officer タイカー・ファグ(Tyker Fagg)氏

 当時、多くのスタートアップ企業は小さな企業から市場を開拓していくケースが多かったのですが、タニウムは大手企業を中心にビジネスを展開しており、現在では世界中の主要な銀行、小売業者、製造業など多くの企業が採用に至るまで成長しています。

──タニウムは他社のソリューションと比べてどのような強みがありますか

 エンドポイントの可視化やコントロールのソリューションを展開しており、特に大きな顧客の一つに米国防総省(DoD)があります。DoDはグローバルに分散した膨大な量のエンドポイントをもっており、これらのエンドポイントを可視化し、迅速かつスケーラブルなアクションを起こすというニーズに応えています。

 また、ゼロデイ攻撃の問題は依然懸念されており、その対処ができる点でも評価をいただいています。現在は、DoDのような世界最大級のネットワークへのソリューションから始まったビジネスを、徐々に中小規模のネットワークを持つ組織へと広げているところですね。

 そのため、お客様からのフィードバックをグローバルに受け、プロダクトに反映しています。先日も証明書管理の課題を解決するモジュールを提供しました。また、USBメモリなどのリムーバブルストレージの管理を強化する機能も追加しましたが、これは日本市場からのフィードバックによるものです。

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世界的なリセッション下でも、着実に成長するタニウム

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

西隅 秀人(ニシズミ ヒデト)

元EnterpriseZine編集部(2024年3月末退社)

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