米国防総省も採用する、タニウムのエンドポイント管理
──タイカーさんのこれまでのご経歴や、現在のお仕事について教えてください
私自身の役職は最高収益責任者(Chief Revenue Officer:CRO)ですので、売上の責任を持ち、世界中の様々な市場での戦略に関わっています。民間企業から公共機関まで様々なお客様が対象です。
現在タニウムに所属してから10年近くになりますが、私がタニウムを知ったのは前職であるマカフィーでセキュリティ組織を率いていた頃でした。当時、マカフィーはタニウムとパートナーシップを結び、OEM製品としてマカフィーで販売していたのです。顧客からタニウムのプラットフォームについて非常に良いフィードバックを得るようになったため、タニウムにジョインしようと思った経緯があります。
当時、多くのスタートアップ企業は小さな企業から市場を開拓していくケースが多かったのですが、タニウムは大手企業を中心にビジネスを展開しており、現在では世界中の主要な銀行、小売業者、製造業など多くの企業が採用に至るまで成長しています。
──タニウムは他社のソリューションと比べてどのような強みがありますか
エンドポイントの可視化やコントロールのソリューションを展開しており、特に大きな顧客の一つに米国防総省(DoD)があります。DoDはグローバルに分散した膨大な量のエンドポイントをもっており、これらのエンドポイントを可視化し、迅速かつスケーラブルなアクションを起こすというニーズに応えています。
また、ゼロデイ攻撃の問題は依然懸念されており、その対処ができる点でも評価をいただいています。現在は、DoDのような世界最大級のネットワークへのソリューションから始まったビジネスを、徐々に中小規模のネットワークを持つ組織へと広げているところですね。
そのため、お客様からのフィードバックをグローバルに受け、プロダクトに反映しています。先日も証明書管理の課題を解決するモジュールを提供しました。また、USBメモリなどのリムーバブルストレージの管理を強化する機能も追加しましたが、これは日本市場からのフィードバックによるものです。