スノーフレイクは、Tangerineが提供するリアル店舗での来店施策および来店・購買分析サービス「Store360」と外部クラウドサービスとのデータ連携が、スノーフレイクのセキュアなデータ共有「Snowflake Secure Data Sharing」に対応したと発表した。これにより、Tangerineは異なる外部クラウドサービスのデータがセキュアに連携され、より高度なデータ分析が可能になるとしている。
「Snowflake Secure Data Sharing」は、異なる組織やパートナー間でデータを安全に共有する機能だ。外部クラウドサービスとのデータ連携に「Snowflake Secure Data Sharing」を利用することで、外部サービスとの物理的なデータ移動やコピーが不要となり、共有目的に応じたパーソナルでセキュアなビューを利用し、リアルタイムでデータにアクセスすることが可能となっている。追加のインフラストラクチャやデータ連携のための開発も、不要となっている。
元々小売店や飲食店業界では、来店履歴や店舗での施策実施結果を、顧客企業のCDP/CRM/MAツールなどのデジタル基盤とできるだけリアルタイムで連携することが求められていた。
しかし、これらの多くは異なる外部クラウドサービスを用いており、その連携にはCSVファイルやETLでの送受信といったETL機能の利用が必要となり、外部データ毎にファイル連携、ETLパイプライン・データマートの構築といった手間とコストがかかっていたという。また、データ連携のリアルタイム性、データを渡した側でのセキュリティ担保などの課題もある。
そこでTangerineは、Brazeが提供するオンライン販促施策結果データを「Snowflake Secure Data Sharing」でリアルタイムに取得し、「Store360」が取得した来店データと突合しオンライン販促施策の実店舗への来店効果を可視化できるソリューションをリリース。この「Store360」とBrazeとのデータ連携は、双方のSnowflake設定を変更することで容易にリアルタイムデータ連携が実現可能だとしている。
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