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人手に頼る運用保守業務を見直す
景気の低迷が続く中、企業のIT 投資も削減傾向にある。中でも企業が削減したいと考えているのが、運用保守コストである。
日本企業の運用保守のサービスレベルは手厚い。同じシステム規模の米国の企業と比較すると、10倍もの要員がいる場合もあるとも言われている。なぜ、それほどまでに運用保守業務に対して手厚いのか。
その理由の1つは、日本人特有の品質に対するこだわりの強さである。例えば、何台かあるサーバーのうちの1台が壊れてもシステムが適正に動いているのであれば、欧米の企業では即壊れたサーバーの修理に取り組まないことが多い。それはユーザーから見た可用性には問題がないからである。
一方、日本企業の多くはシステムが適正に動いていたとしても、ただちに壊れたサーバーを直そうとする。常に高いサービスレベルが期待されているが、明確な手順が規定されないまま、多くの作業が保守要員のスキルや判断に依存しているために、結果として多くの要員を抱える必要があるからだ。
IT が企業の経営に密接に関係している今、運用保守の品質を追及することは素晴らしいことである。しかしシステムが適正に動いている、つまりユーザーから見た可用性が変わらないのであれば、その運用保守コストは、企業にとって実質的なメリットを与えていないとも言える。このように実質的なメリットをもたらさない運用管理のプロセスが、日本企業にはまだまだ多く存在している。コストを削減するには、まず属人的な運用保守のあり方自体を見直し、変えることが求められている。
NetIQでは、このような企業が抱えている課題を解決するソリューションを用意している。それがNetIQ Aegis だ。NetIQ Aegis は、NetIQ ユーザーのニーズを反映して、開発された製品である。運用保守における手順書やITIL ベースのプロセスをモデル化、自動化、計測、改善するためのソフトウェアプラットフォームでIT 運用の制御と自動化を行う(図1)。
これまで、NetIQでは運用保守分野におけるAppManager Suite(AM)、Directoryand Resource Administrator(DRA)、Group Policy Administrator(GPA)、Secure Configuration Manager(SCM)を投入してきた。それぞれのツールがシステム監視業務、ID 管理業務、セキュリティ/ コンプライアンス業務を担っているのだ。