住信SBIネット銀行は、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)のアジアパシフィック(東京)リージョン(以下、東京リージョン)およびアジアパシフィック(大阪)リージョン(以下、大阪リージョン)を活用したマルチリージョンによる冗長化を実施し、インターネットバンキングシステムの可用性の向上を実現した。

両社技術により、データの完全性を確保したまま東京リージョンと大阪リージョン間のマルチリージョン化を行い、システムを障害で停止させることなく稼働し続けられる能力を高める取り組みを実施。リージョン間でインターネットバンキングを提供する環境を切り替えることが可能となり、セキュアで安定したサービス提供の継続性向上が見込まれるという。
今回のマルチリージョン化では、バックアップデータの目標復旧時点(RPO:Recovery Point Objective)を0秒として実現。メインサイトの東京リージョンで提供しているサービスに障害や停止を検知すると、「Amazon EventBridge」や「AWS Lambda」を用いたアクションの自動化で、切り替えを行う。「Amazon Aurora Global Database」により、データの完全性を確保しつつ、大阪リージョンのシステムが稼働し、インターネットバンキングサービスの提供が行われるとしている。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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