“レジェンドユーザー”がリプレイスを経ても再び選ぶ理由
続いてRubrikのソリューションを長く利用し、リプレイスも経験している「レジェンドユーザー」である、セントラル短資FX、コミュニティネットワークセンター、アズワンが登壇。Rubrikをどのように活用し、どんな点を評価しているからこそ利用し続けているか紹介された。
FX専業のセントラル短資FXでは、7年ほど前からRubrikを利用している。以前はOracle DatabaseやVDIの環境では、専用の仕組みでバックアップを取得していた。「手順も違えば、それぞれで異なるバックアップ環境を用意する必要もありました」と言うのは、同社 市場業務部 部長の清水純氏だ。Rubrikを導入したことで、複数のバックアップ基盤を一つにまとめ、運用の効率化を図った。その後2022年にリプレイスを行い、継続してRubrikを活用している。
東海地方のCATV会社の統轄運営企業であるコミュニティネットワークセンターでは、仮想基盤のバックアップのためにRubrikを導入した。同社 技術本部 SMSプラットフォームグループ グループ長のニコライ・ボヤジエフ氏は「2017年にvSANのストレージクラスターを導入した際に、Rubrikも導入しました」と話す。現在はRubrikの利用を拡大し、Oracle Database、ファイルサーバー、仮想化基盤のマルチテナント環境のバックアップも実施している。
研究用、医療用の商品を扱う商社のアズワンは、扱う商品点数が900万点を超えることもありITシステムへの投資には積極的だ。そして自社の商品データベースを業界標準のデータベースにしたいと考え、「SHARE-DB」を展開している。「このSHARE-DBの膨大なデータをいかに効率的に管理するかを考えたのが、Rubrik導入のきっかけでした」と言うのは、同社 DX推進本部 DX推進部 ITソリューショングループの箱田真一氏だ。
アズワンでは2019年からRubrikの利用を開始。それ以前の課題は、データ量が多くバックアップが時間内に終わらないことだった。また新たに加わったメンバーのITスキルがそれほど高くないこともあり、複雑ではない仕組みが必要だったという。これらの要件に合致したのがRubrikだ。2022年にはMicrosoft 365の保護も追加し、2023年の保守切れのタイミングで「Rubrikの使い勝手の良さを評価し、容量を拡張すると共にランサムウェア対策も追加しリプレイスしました」と箱田氏は言う。