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週刊DBオンライン 谷川耕一

生成AIを組み込んだ「Oracle NetSuite」、クラウドERPの先駆者が仕掛ける25年目の挑戦とは

Oracle NetSuite 「SuiteWorld」レポート#1

2023年10月17日、米国ラスベガスでOracle NetSuiteの年次カンファレンス「SuiteWorld」が開催された。クラウドERPの 先駆者である同社は、創業25周年、これからの25年も生成AIの技術などを取り込み、さらなる進化を続けるとアピールする。

25年前にクラウドでITの世界に革命を起こした

 NetSuiteは、Oracle NetSuiteのCEOであるエバン・ゴールドバーグ氏が、Oracleの創業者で現CTOのラリー・エリソン氏の支援を受け、1998年に創業したNetLedger社が始まりだ。「NetLedgerの最初のコードは、住んでいたアパートの隣にある酒屋の外で書いた」と、基調講演の冒頭でゴールドバーグ氏は25年前を振り返る。

 創業当時のIT業界には「クラウド」はもちろん「SaaS」という言葉もない。NetLedgerは「インターネットを通じてソフトウェアを提供するサービス」だった。その後、同社はSaaS ERPの先駆者となり、2003年に社名をNetSuiteに変更し、中堅、中小企業、特にスタートアップに数多く採用されるクラウド ERPサービスとなる。

 NetSuiteは、2016年にOracleに買収される。以降もOracleの中では独立した形でビジネスを続けていおり、引き続きゴールドバーグ氏が指揮を執っている。独立しているとは言え、母体のOracleのリソースは、上手く活用している。たとえば現状ではOracle Cloud Infrastructure(OCI)の上で稼働するサービスとなっており、日本でも東京、大阪の2つのリージョンでサービスを利用できる。また、先日開催されたOracle CloudWorldでは、Oracle Fusion Applicationsと共にエネルギー効率の高いARMベースのAmpereプロセッサのインフラ上に移行することも明らかになっている。

 「1998年に起こったことは、その後の25年間に大きな影響を与えました。それはクラウドの出現であり、この25年間、クラウドを利用することで最新のテクノロジーにすぐにアクセスできるのは変わらないことです」とゴールドバーグ氏。クラウドではイノベーションを迅速に提供でき、いつでもどこでもそのイノベーションにアクセスできると言う。NetSuiteの顧客は世界で37,000社を超え、それらのどの顧客も最新のOSのアップデートがあればそれをすぐに利用できる。

Oracle NetSuite CEOエバン・ゴールドバーグ氏
Oracle NetSuite CEOエバン・ゴールドバーグ氏

 25年前は酒屋の隣にあったアパートの1室に設置したサーバーで動いていたサービスが、今はそれが大きく進化してOCIで動き、世界中に提供されている。「NetSuiteは最高のセキュリティと最先端の自律型データベースの上で動いており、どこよりも洗練されたAIを備えた最も急速に成長しているクラウドです」とゴールドバーグ氏は言う。

 この25年間で、NetSuiteには新しい機能を次々と追加されてきた。2008年には、グローバルにビジネス展開する企業ニーズに対応するために機能を強化した「NetSuite OneWorld」を追加した。2014年には、経営層に新しいメンバーを2人追加し経営体制も強化した。そして2019年にはプランニングと予算管理機能を追加し、企業が事業規模を拡大するのをサポートしている。

 NetSuiteには他にも倉庫の運用管理を最適化する倉庫管理、構成が複雑な製品の見積もりの作成を容易にするCPQ(Configure Price and Quote)、従業員全体の時間と勤怠を簡単に把握し賃金を計算するSuitePeople Workflow Management機能なども順次追加されている。

 これら機能を利用し、世界中の37,000社の人たちがビジネスの複雑なプロセスを自動化している。それにより敏捷性が高まりコラボレーションの促進や生産性の向上も図られている。その結果として、より少ない人数でより多くのことを実現できるようにもなる。

 「スタートアップであれ大企業であれ、より効率的に運営しなければならないとのプレッシャーは誰しもが感じているでしょう。より多くのことを達成しながら、より少ない費用、より少ない時間でミスなくゴールを達成したい。それをNetSuiteでは、25年に亘り支援してきました。そのことを、我々は本当に誇りに思っています」とゴールドバーグ氏は言う。

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NetSuite全体にCohereを活用して生成AI技術を取り込む

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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