アクセンチュアは米国時間11月30日、企業がジェネレーティブAI(生成AI)をカスタマイズできる包括的な新サービスを発表した。
同サービスには、独自の生成AI基盤モデル「スイッチボード」、カスタマイズ手法、モデル管理サービス、およびこれら新サービス活用に向けた研修プログラムが含まれているという。
スイッチボードでは、自社のビジネスニーズやコスト、回答精度などを踏まえて、ユーザー自身で最適なLLMの組み合わせを選択できるとしている。同じプロンプトに対し、モデル間で異なる解釈結果やパフォーマンスの差分を比較することで、最適なモデルの選定に役立てているという。

同社は、顧客の特定のビジネスニーズやデータソース、手法に合わせたLLMのカスタマイズを支援。また、プロンプトエンジニアリングと継続的なファインチューニングのためのマネージドサービスも提供するとのことだ。
さらに、顧客におけるLLMの活用と管理スキルの向上に向けて、包括的な研修と認定プログラムを提供。アクセンチュアでは、新たなAIスキルへの需要が顕在化することを見据えて、主要な学術機関との連携を継続しているという。スタンフォード大学とは、「人間中心のAI研究所と共に、大規模言語モデルに関連するスキルを認定するスカラープログラム(Foundation Model Scholar Program)を創設したとのことだ。
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