SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

ドキュサインとデロイト トーマツがアライアンス契約 「人・プロセス・基盤」の支援で企業の契約管理全体を変革する

 ドキュサイン・ジャパン(以下、ドキュサイン)は7月24日、デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト)とのアライアンス契約締結を発表した。

 グローバルで150万社以上の顧客を抱え、180ヵ国以上、44言語で利用されているというドキュサイン。記者説明会の冒頭、日本法人の取締役社長を務める竹内賢佑氏は、「世界中の経済活動において日々、膨大な数の契約や合意がされているにもかかわらず、意外にも契約業務そのものの改善は軽視されがちだ」と指摘する。

ドキュサイン・ジャパン株式会社 取締役 社長 竹内賢佑氏
ドキュサイン・ジャパン株式会社 取締役 社長
竹内賢佑氏

 契約書を作成し、社内でレビューをして、相手と交渉し、署名をもらう。そして署名が済んだ契約書を社内で厳重に管理する。普段何気なく行われているこれら一連のプロセスの中には、たくさんの人と業務が介在している。しかし、そこには大きなシステム上の課題を抱えている場合が多いと竹内氏。その課題とは、契約書の“データ”管理だ。

 契約書をアナログで管理しており、大切なデータがしっかり管理されていない、アクセス不能なデータがあるというケースが非常に多いという。「こうした“契約業務の落とし穴”によって、企業は最大20%の価値を失う可能性がある」ことを竹内氏は紹介した。契約業務がスムーズに進まなかった故に失ってしまうビジネスの機会や、優秀な人材の雇用機会がもたらす損失は計り知れない。

 「社内コラボレーションを促進する環境の整備や、クラウド上でスムーズに動く業務効率化のプラットフォームは浸透してきているのに、なぜビジネスのあらゆる場面に存在し、これほどの手間がかかる契約業務はアナログのままで、システムやプロセスが分断されたままなのか。ドキュサインは、この状況を変革すべく契約ライフサイクルプラットフォームを提供しています」(竹内氏)

 同社は2023年8月より、日本市場で「Docusign CLM」を提供している。契約書の準備から締結、活用まで、契約ライフサイクル全体を一元化し、自動化・効率化による業務改善を実現するプラットフォームだ。同社はこれを“契約ライフサイクルプラットフォーム”と称している。アナログプロセスをデジタル化するだけでなく、セールスフォースやSAPなど外部のCRMやERP、人事システムなどとも連携できるため、企業ごとの様々なツール導入状況にも対応できるという。

 契約管理全体を変革するためには、「人・プロセス・基盤」の3つの要素を変革することが必要だと語る竹内氏。今回のデロイトとの連携にも、その加速を図る狙いがある。大きく分けると、ドキュサインが「基盤」の領域で支援を提供し、デロイトが「人・プロセス」の変革支援を補完・強化するといった具合だ。

 ドキュサインの強みは、前述のCLMソリューションと、それに実装されているグローバル水準のセキュリティ&プライバシー基準、そして世界中のプラクティスを知見として有している点だと竹内氏は述べる。一方、デロイトの強みは組織のオペレーション変革と最適化、そしてCLM導入推進の支援にあるという。日本では契約プロセスのデジタル化、合理化が遅れていることから、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)の必要性を認識し同契約に至ったとしている。

【関連記事】
セールスフォース・ドットコムとドキュサイン、協業拡大でSlackによる契約コラボレーションなどを実現
NEC、ドキュサインの電子署名導入支援サービスを提供
チームスピリット、ドキュサインの電子署名と「TeamSpirit」の機能を連携し、テレワークを強化

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

名須川 楓太(編集部)(ナスカワ フウタ)

2022年よりBiz/Zineで取材編集や執筆を担当。2024年4月、EnterpriseZine編集部に加入。サイバーセキュリティ、データ・テクノロジーに携わる方、テクノロジーによる変革を牽引するCIOやCDO、CISOに向けた情報を発信します。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/20113 2024/08/05 17:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング