CrowdStrike(クラウドストライク)とOmnissa(オムニッサ)は、新たなコラボレーションを発表した。仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)および物理デスクトップ環境における、リアルタイムの脅威検知とリカバリー、修復の自動化を実現し、顧客のデジタルワークエクスペリエンスと生産性を高めることが目的とのことだ。
HorizonおよびWorkspace ONEを基盤とするOmnissaプラットフォームと、CrowdStrike Falcon サイバーセキュリティプラットフォームを統合することで、仮想デスクトップ、アプリ管理、統合エンドポイント管理(UEM)、エンドポイントセキュリティの各機能を一元的に利用できるとしている。これにより、脅威の可視性を高め、脅威検知と修復を連携することで、仮想環境におけるサイバーレジリエンスが向上するという。
今回の統合により、Falconセンサーをインストールしていない仮想デスクトップを素早く特定して修復を行い、さらにそのVDIセッションに、クラウドストライクの保護機能をスピーディにデプロイできるようになるという。また、OmnissaプラットフォームがFalconプラットフォームからデバイスの脆弱性および脅威ステータスデータを直接取り込めるようにすることで、Workspace ONE UEMが物理デスクトップと仮想デスクトップの両方で脅威の監視、リスク評価、自動修復アクションを一元化および高速化できるようにする計画だとしている。
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