Recursiveは、教育同人社向けに、児童が手書き解答した紙の計算ドリルを、自動で正誤判定するAIモデルを開発した。
同モデルは、Recursiveが自社開発している「FindFlow」と「PixelFlow」を組み合わせてカスタマイズしたもの。教育同人社が提供する小学生向け計算ドリル(紙)に対し、児童が手書きで解答したものを児童自身がタブレット端末のカメラで撮影すると、AIが正誤判定を行ってくれる。対象となるのは小学1年から6年までの計算問題で横算形式だけでなく、AIによる読み取りや文字判定が困難であった筆算形式や小数の四則演算にも対応しているという。
なお、同モデルは教育同人社により特許出願中であり、AIエンジン名「MITORU」として2024年12月27日に商標登録を出願。2025年上半期を目途に一部の公立小学校でモニターが実施される予定とのことだ。
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