コスト削減にも効果あり
さらにWebアクセスマネジメントによって運用と開発の二つの点においてコスト削減を実現することができます。運用面では、セキュリティ管理者は管理下の全てのWebアプリケーションに対して、それぞれの環境特有のニーズなどを気にすることなく、必要なポリシーを柔軟に作成/適用することができます。一元化管理されているが故です。
一方開発フェーズにおいては、Webアクセス管理基盤をベースに新規のアプリケーションを構築すれば、開発サイクルを大幅に短縮(コスト削減を促進)することができます。更にアプリケーションに対するセキュリティレベルの向上を実現することができます。それはアプリケーション開発時にアクセス管理のロジックを単独アプリケーション毎に構築せず、基盤に任せることにより、詳細なアクセス管理、ポリシー管理、メンテナンスを継続して実施できるからです。
まとめ
個々のWebアプリケーションについてアクセス管理を実装するのではなく、統合Webアクセスマネジメントを導入し、セキュリティ基盤を持つことで、企業は今後のビジネス拡張に伴うアプリケーション拡充にも即座に対応することができるようになります。ビジネスに必要なアプリケーションの導入を迅速化するだけでなく、必要なセキュリティを確保しシングルサインオンによりユーザへの利便性までも提供することができるのです。