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【SUBARU辻氏×IHI福岡氏】稀有なデジタル領域の女性役員2人が“未来のCxO”に贈る「心得」

番外編:「Enterprise IT Women's Forum」レポート(前編)

男性が多い中、女性役員だからこそできること

──男性が多い職場で、女性役員として苦労していることはありますか? また、どのようなモチベーションで取り組まれていますか?

福岡:少数派ならではの難しさと、少数派だからこその利点が両方ありますね。私は、プラスの面を思いっきり活かしていこうと決めています。たとえば、女性同士のネットワークづくり。本音で励まし合える関係が私の原動力になっています。

辻:SUBARUは女性社員が8%、女性部長は徐々に増えていますが、女性役員は私一人です。でも、役員という立場は意外と懐に入りやすい。ほぼ全員の執行役員と月1回25分の1on1を重ね、私の考えや取り組みを皆さんにガッとインプットして情報交換をしています。そこで気づいたのが、実は男性同士のネットワークもそれほど強固ではないということ。私なりに彼らをつなぐ架け橋になれると思って、少数派だからこそできる役割を楽しんでいます

──役職が上がるにつれて意思決定を求められる場面が増えます。経営層からの方針もあれば、社員からの声も吸い上げなければならない難しさがあると思います。その上で、意思決定の内容がブレないように意識していることはありますか?

辻:明確なビジョンを持つことです。SUBARUに入社したとき、約50人の社員に「会社のどこが好きか」というヒアリングをしたんです。おもしろいことに、悪い話は自然と集まってくるけれど、良い話は意識して拾わないと見えてこない。このヒアリングから描いたビジョンが、私の意思決定の軸になっています。

福岡:一見ブレているように見えても、本質を見失わなければ、必ず良い判断ができると信じています。特に子育てから学んだことが多いんです。今日も、子どもの具合が悪くて懇親会参加は諦めるという判断をしました。そんな日々の積み重ねが、意思決定の訓練のようになっています。

酒井:私も今ここで意思決定しました。福岡さんが懇親会まで参加できるよう、また「Enterprise IT Women's Forum」を企画させていただきたいと思います。

画像を説明するテキストなくても可
ノンフィクションライター 酒井真弓氏

週末起業を経て分かったのは「組織で働くこと」のおもしろさ

──辻さんは週末起業の経験をお持ちですが、その経験は今にどう活きていますか?

辻:一番の気付きは、私は起業より組織で働くのが向いているということでした。一緒に起業した仲間たちを見て、人にはそれぞれ得意分野があることを実感したんです。書類作成が得意な人、簡単にアポイントが取れる人、みんながみんな違う才能を持っていて本当に素敵だなって。その経験があって、改めて大きな組織のおもしろさに気付きました。

 今、私が特に注目しているのは「とんでもない人材」。普通のことは苦手でも、ある分野だけ飛び抜けている人材を活かせる土壌を作ることに力を入れています。100点満点を求めるのではなく、その人の強みを活かせる場所を作る。これは当社の人事戦略の柱の一つです。

──バイタリティあふれるお二人のパワーの源は何でしょうか?

福岡:好きなことに打ち込む。バレーボールや山登りなど、仕事を完全に忘れられる時間を作るようにしています。悩むと同じところを堂々巡りして良いアイデアが出てこないので、一度頭を真っ白にして、幽体離脱のように上から俯瞰してみる。そうすると新しいアイデアが浮かんでくるんです。

辻:最近は推し活ですね。仕事に没頭しすぎてしまうのを意識してメリハリをつけ、山登りの趣味や、孫とアーティストを応援する推し活を楽しんでいます。特に孫の成長が励みになっています。頑張って成長している人たちの姿を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになれるんです。

酒井:お二人のもとで働いてみたくなりました。

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LT前半:グローバル化する情シスの課題/サイバーセキュリティ組織の新設

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この記事の著者

酒井 真弓(サカイ マユミ)

ノンフィクションライター。アイティメディア(株)で情報システム部を経て、エンタープライズIT領域において年間60ほどのイベントを企画。2018年、フリーに転向。現在は記者、広報、イベント企画、マネージャーとして、行政から民間まで幅広く記事執筆、企画運営に奔走している。日本初となるGoogle C...

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