「新党侍」ついに旗揚げか!?
2005年9月の衆院選で、当時の首相の小泉純一郎が掲げた郵政民営化に反対し、以後、無所属で行動している元経済産業大臣の平沼赳夫が、今年夏の参院選までの「平沼新党」結成に強い意欲を示しているという。
平沼は昨年末、CS放送番組のTBSニュースバード「国会トーク・フロントライン」に出演し、「新しい政党を作ることが私の使命の1つじゃないか」と力説。「自民党には落選したが良い人が随分残っている。その人たちを基盤に、新しい保守の第3極を作らなきゃいけない」と続けた。
前回の衆院選では、同じく郵政民営化に反対して落選した元職を中心に17名で「平沼グループ」を結成。当選したのは平沼、城内実、小泉龍司のわずか3名であったが、それでも保守派の重鎮として、政界での存在感は今でも健在だ。
民主党にも自民党にも「平沼ファン」は意外に多い。仮に「平沼新党」ができれば、民主党にも自民党にも満足しない保守票の受け皿となり、参院選の結果次第で十分、キャスティングボートを握る可能性もある。
今後の展開が注目される「平沼新党」だが、ここで気になるのが新党の名前だ。前回の衆院選の時、平沼はフジテレビの「報道2001」で衆院選前の新党結成に言及。司会者から促され、日本人はサムライ精神を持っているとして、「新党侍」とすることを明言したこともあった。