AIミーティングアシスタント「tl;dv(ティーエルディーヴィー) 」をグローバル展開するtldx Solutions GmbH(本社:ドイツ)は4月18日、日本市場へ正式に参入し、日本における活動を本格化すると発表した。

(左から)tldx Solutions GmbH Japanカントリーマネジャー 溝口宗太郎氏、
同社 共同創業者兼最高経営責任者 Raphael Allstadt(ラファエル アルトシュタット)氏
同社は、2020年にドイツのアーヘンで、3人の共同創業者により設立されたソフトウェアカンパニー。会議における知識を効率的にデジタル化し、組織内で容易に共有可能にすることをミッションとしており、グローバルでは200万人以上のユーザーを有し、昨年の売上は前年比の5倍に成長したという。
tl;dvは2022年4月のサービス開始直後より、日本国内のユーザーから高い関心を集めてきたとしている。正式な参入に先立って、既に10万人以上の登録ユーザーを有しており、日本は先進国の中で特に急速な成長を遂げているという。セキュリティとプライバシーへの意識が高く会議を重視するビジネス文化など、ドイツと共通点の多い日本は今後の戦略においても極めて重要な市場だとしている。AIによる業務の効率化やDXへの関心が高まっていることも、日本市場参入の大きな後押しになったとのことだ。
2025年2月1日付で、溝口宗太郎氏がtldx Solutions GmbH Japanカントリーマネージャー に就任。2025年内に日本法人の設立を予定しており、カスタマーサポート、カスタマーサクセス、セールス、マーケティングなどの体制を順次拡充していくとしている。加えて、国内のテクノロジーパートナーとの連携やスマートフォンアプリのリリース、AI機能の進化を通じて、日本企業のニーズに応える包括的なサービスを提供していくとのことだ。
【関連記事】
・NVIDIA、米国で初の“国産”AIスーパーコンピューターを製造へ
・Google Cloud、AI時代に向けて「Googleスピード」のネットワークを提供へ──Next 25
・Salesforce、AIエージェント「Agentforce for Sales」の日本語版を提供