
BroadcomによるVMwareの買収、それにともなうライセンス体系の変更は、多くの企業にITインフラの根本的な見直しのきっかけを与えた。コスト増への懸念から「脱VMware」が現実味を帯びる一方、安定稼働する既存システムの移行はリスクもともなうため、多くの企業が選択の岐路に立たされている。このような状況下、現実的な最初のアプローチとして注目されるのは、既存の仮想化環境に極力手を加えずにクラウドへ移行する「リフト&シフト」だ。このアプローチをモダナイゼーションへの戦略的な足がかりと位置づけて実践しているのが、アイ・オー・データ機器だ。同社が直面した課題、クラウド選定の決め手、そして移行のプロセス事例から、「2025年の崖」を乗り越えてDXを加速させるためのヒントを探る。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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