SAP移行で一度は失敗した丸紅、プロジェクト中断からの『展開パッケージ』戦略でV字回復を遂げた舞台裏
「SAP NOW AI Tour Tokyo & JSUG Conference」/丸紅講演レポート
総合商社の丸紅が進める大規模なSAP S/4HANA Cloud移行プロジェクトが注目を集めている。従来のオールインワンシステムから脱却し、3つのシステムに分割する戦略的刷新を推進。海外26拠点への段階的展開では、当初計画で直面した「業務移行の壁」を乗り越えるため、プロジェクト手法を大幅に見直した。今回は「Fit to Standard戦略」「ユーザーエンゲージメント戦略」「展開手法の確立」の3つの工夫を通じて、アドオンを3,500本から200本へと大幅削減しながら、クリーンコアを実現した同社の取り組みを解説する。
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冨永 裕子(トミナガ ユウコ)
IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタン...
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