金融機関が頼る“HAクラスター”の価値 AI時代の「止められないシステム」をどう守るか
複雑化する金融システムの課題と対策──4社の視点から “最適解”を探る:サイオステクノロジーの視点
AI時代にも「HAクラスターソフトウェア」は欠かせない
岡本:「生成AI」の台頭でシステムの可用性に関する要件やニーズは、さらに複雑化することが予想されます。そうした中、今後どのようなソリューションを展開していくのでしょうか。
吉岡:LifeKeeperは「システムが落ちたらフェイルオーバーさせるためのツール」ですが、システムの可用性を高めるためには「そもそもシステムを落とさないための仕組み」を考えることも大切です。LifeKeeperをAPMツールやオブザーバビリティツールと連携させることで、システムダウンの予兆を検知できるような仕組みがあれば理想的ですよね。

さらには、収集したデータをAIに学習・推論させることで、システムダウンを防ぐためのより高精度な予測が可能になるかもしれません。そのように他の製品や技術とLifeKeeperをより広範に連携させることで、システムダウンをゼロに近づけるためのソリューションを実現していきたいと考えています。
岡本:LifeKeeperはシステムの稼働状況に関するデータを豊富に抱えている、いわば「データの宝庫」ですから、それらをAIで有効活用することで大きな可能性が拓けそうですね。
吉岡:LifeKeeperにAIを適用していくことはもちろん、今後AIが世の中にどんどん普及していけば、より多くの仕事がAIアプリケーションによって代替されていきますから、ビジネスがITに依存する割合もさらに高くなります。つまり、システムの可用性がビジネス全体に与える影響度もより大きくなりますから、HAクラスターソフトウェアが担う役割もより重要性を増していくことでしょう。
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吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)
早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
提供:サイオステクノロジー株式会社
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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