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AWS、AIを活用した統合開発環境「Kiro IDE」を一般提供開始 4つの新機能も

 Amazon Web Services(以下、AWS)は、AIを活用した統合開発環境(IDE)「Kiro IDE」の一般提供を開始。あわせて、仕様の正確性を検証する新機能「プロパティベーステスト」を含む4つの新機能と、適格なスタートアップを対象にプレミアム機能への1年間のPro+ ティアアクセスを提供するスタートアップ向けクレジットプログラムの開始を発表した。

Kiroの一般提供を開始、4つの新機能が登場

プロパティベーステストによる「仕様の正確性」の測定

 従来のユニットテストでは見逃されがちなエッジケースに対処するため、要件から抽出されたプロパティに基づき、Kiroが数百から数千のランダムなテストケースを生成してコードをチェックするという。これにより、コードが定義した通りに動作するかを測定し、仕様の正確性を客観的に検証するとのことだ。

Kiroでの開発の進捗を検証する新しい方法:チェックポイント

 エージェント実行フロー内の以前の変更に任意のステップまで戻れる「チェックポイント」機能を搭載。エージェントが変更を加えたりアクションを実行したりするたびにチェックポイントを生成するという。そのため、進捗を失うことなく、任意のステップをロールバックできるとのことだ。

Kiro CLIの導入とカスタムエージェント

 IDEに加え、Kiroエージェントの全機能(機能の構築、エラー分析、修正提案など)がターミナルからも利用可能に。また、特定のタスク用にカスタマイズされた「カスタムエージェント」を導入したという。各エージェントは重要なことだけにコンテキストウィンドウを使用し、専門分野の専門家として機能するとしている。

チーム向けKiroおよび管理機能の強化

 AWSにログインするのと同じ方法で、AWS IAM Identity Center経由でKiroにサインアップできるようになったという。管理者はAWS Management Consoleからアクセスを管理でき、Pro、Pro+、またはPower サブスクリプションを割り当てることができるとのことだ。また、超過分をオンにし、コストを監視し、MCPをセットアップおよび制御し、組織全体で単一の請求書を管理できるとしている。

スタートアップ向けクレジットプログラムの開始

 2025年12月31日まで、適格なスタートアップを対象にプレミアム機能への1年間の Pro+ ティアアクセスを提供するとしている。日本を含む世界のほとんどの国で利用可能。3つのティアのクレジットを提供するとのことだ。

  • スターターティア:最大2名のKiroユーザー
  • グロースティア:最大50名のKiroユーザー
  • スケールティア:最大100名のKiroユーザー

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