IT環境の向かうべきゴールを定め、道筋を提案
またIOアクセラレータによるDBインフラ採用で、高速化と同時に注目すべきメリットが、基本的にアプリケーションとデータ側に手を加えることなく導入できることだ。業務を止めずにインフラだけを入れ替え、大幅なパフォーマンス向上が見込まれる。ただ木村氏は、RESQの目的は必ずしもIOアクセラレータ活用によるDBインフラ構築だけではないと強調する。
「劇的な高速化は確かにゴールの一つですが、お客様の状況やニーズにより、すべてに当てはまるソリューションだとは考えていません。一般的な外部FCストレージにも、コスト面、耐久期間など、様々な長所があります。まず、現状のパフォーマンスの問題をきちんとモニタリングして、適材適所の対応が必要だと考えています」(木村氏)。
ここでポイントになるのが、サーバーやストレージから電源、データセンターの空調までを網羅できるHPの総合コンサルティング力だ。吉岡氏は「まず現状を把握し、将来のお客様のビジネスとIT環境がどうあるべきか、というゴールを設定する」という基本方針の重要性を指摘する。その上で、「ゴールに行く道筋のロードマップをきちんと定義し、スケジューリングしてお客様に提案するのが日本HPのコンサルタントの役割」であると木村氏は語る。
現在の企業DBでは、これまで以上に高い処理性能、信頼性、データの保全性、整合性が求められている。RESQをはじめとする日本HPのソリューション、コンサルティングに注目したい。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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