今回、機能強化されたのは、「Systemwalker Service Catalog Manager V14g」「Systemwalker Runbook Automation V14g」「Systemwalker Software Configuration Manager V14g」「ServerView Resource Orchestrator」「クラウドインフラマネージメントソフトウェア」の5製品。
2010年4月に販売を開始したこれらの製品群は、国内ベンダー初の体系的なプライベートクラウド対応ソフトウェア製品として高い評価を得て、導入実績を積み重ねているという。
今回の強化により、複数台の仮想サーバ(Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ)によるシステム構成一式をプライベートクラウドとして構築が可能になった。これは、富士通のパブリック型クラウドサービス「オンデマンド仮想システムサービス」と同様の画面で操作できるという。
発表によると、今回の主な製品強化のポイントは次の通り。
・多階層システムを利用者自身が配備可能
あらかじめ、標準化したシステム構成をテンプレートとして用意しておくことで、利用者自身がオンデマンドに選択、配備可能。
・既存の業務システムの構成を自動収集し、プライベートクラウドへの円滑な移行を支援
既存の業務システムの構成を自動的に調査して構成管理データベースに集約する機能を提供。
・システム要件に最適な仮想化ソフトウェアを選択可能
システム要件(コスト、性能、機能など)に合わせた仮想化ソフトウェアが選択可能。
なお、対象となる仮想化ソフトウェアは、VMware vSphere 4、Windows Server 2008 R2 Hyper-V、Linux仮想マシン機能となっている。
■富士通のプライベートクラウド対応ソフトウェア製品のWebページ
http://software.fujitsu.com/jp/middleware/cloud/privatecloud/products/