はじめに
Webサイトのページビューやログデータの解析、または、商品の売上データを分析する場合、とにかく手っ取り早く行いたい、と思ったことはありませんか?
Excelのピボットテーブルを使うと、さまざまな角度からデータの分析や集計ができます。Accessにもクロス集計機能がありますが、複雑な分析を簡単に、思い通りにデータを分析したい場合は、やはりピボットテーブルが便利です。
マウスのちょっとした操作で、カテゴリ別/商品別に集計したり、月別、または四半期ごとにグループ化することもできます。
そこで今回は、ピボットテーブルを使って、さまざまな角度でデータの集計や分析を行う方法について解説します。
Accessのクロス集計クエリとの違い
まず、Accessのクロス集計クエリウィザードで設定できる範囲とExcelのピボットテーブルとはどう違うのか下表にまとめました。
Accessのクロス集計クエリ | Excelのピボットテーブル | |
---|---|---|
行に追加できるフィールド | 3つまで | 制限なし |
列に追加できるフィールド | 1つ | 制限なし |
集計するフィールド | 1つ | 制限なし |
作成後のカスタマイズ |
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このように、Accessのクロス集計クエリでは制限があります。しかし、Excelのピボットテーブルでは自由に行や列、集計フィールドの設定ができ、作成した後も、マウス操作で簡単にカスタマイズができます。
より複雑に、さまざまな角度からデータを簡単に分析するには、ピボットテーブルが便利です。
確かに、Access 2000形式のデータベースでは、ピボットテーブルフォームが作成できますが、テーブルから構築していかなければならないため、少々不便です。
分析データファイルのインポート
ピボットテーブルで分析するデータファイルをExcelにインポートします。ここでは、サンプルファイル「report2007.txt」を利用します。
テキストファイルをExcelにインポートする方法については、前の記事で紹介した『テキストデータをExcelにインポートするには』の項を参考にしてください。