「FC98-NXシリーズ FC-E21G」は、NECのファクトリコンピュータとして初めて、3台のHDDに同時にデータを格納する「トリプルミラーリング機能」に対応したという。「トリプルミラーリング機能」を搭載するモデルは、2台のHDDで障害が発生した場合でも、残りの1台によって稼動することが可能だという。今回発表した新製品全モデルでは、第2世代のインテル Core i7プロセッサ(2.10GHz)を採用しており、CPU負荷が大きい用途でも高い処理能力を維持できるとしている。
発表によると、新製品の主な特徴は次の通り。
・トリプルミラーリング機能により耐障害性を向上(FC-E21G/S7704Zなど)
ミラーリングインターフェースボードの搭載で、CPUに負荷をかけずにHDD3台に同時にデータを格納できるトリプルミラーリング機能を実現。
・高速・高性能の第2世代インテル Core i7プロセッサ搭載
4コアの第2世代インテル Core i7プロセッサ(2.10GHz)を搭載し、従来モデル比で処理性能を約2.5倍向上。
・用途に応じてさまざまなドライブ構成が可能
3つのドライブスロットを搭載。2つのスロットにはHDDまたはSSDを、残り1つのスロットにはHDD・SSD・光学系ドライブのいずれかを搭載することが可能。
・豊富な拡張インタフェース
PCI Express×4:1スロット、PCIスロット(32bit/33MHz):2スロットを装備。また、USBポートを6ポート(前面:2、背面:4)搭載。LANは1000BASE-T対応インタフェースを2ポート搭載。
・低発熱の電源ユニットを搭載
電力交換効率を従来機種比で約20%改善した電源ユニットを採用。
■製品の詳細
http://www.nec.co.jp/fc/