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実務経験者のためのPMP合格講座

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第8回 プロジェクト経験とのギャップを踏まえてPMBOKを勉強する(その6)

プロジェクト実行中の変更について、その対応ステップは詳細に記述されていません。「経験豊富な受験生」は、自分の経験を土台に対応するため誤った解答を選択しがちです。

 世の中に変更のないプロジェクトなどありえません。プロジェクトに変更は「つき物」です。PMBOKにも統合変更管理をはじめ、スコープ、スケジュール、コスト、契約等、変更に関してしっかりと記述されています。しかし、プロジェクト実行中に変更が発生したときの対応ステップについては、詳細に説明されていません。

 それにもかかわらず、いろいろなPMP試験の練習問題を見ますと、変更発生時におけるプロジェクトマネージャの対応に関する問題が多く見受けられます。そのような練習問題に、「経験豊富な受験生」は、自分の経験を土台に対応することが多いため、ほとんどの場合、誤った解答を選択しています。それでは、どのように考えたらよいのでしょうか。

[1]変更に対する標準ステップを理解する

 変更に対応するステップは、いろいろあるかと思います。しかし、ここに示す標準ステップと大差ないものと思います。

ステップ図

 通常、変更要求はプロジェクトマネージャが受付け、その内容を分析、評価し承認するか却下するかの判断をくだします。プロジェクトマネージャがその責任を担わない場合、変更管理委員会を設置し、そこに、承認、却下の責任を委ねます。当図では、変更管理委員会が、その責任を担っています。

次ページへ続く

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[2]コストパフォーマンス・ベースラインの変更(EVM)

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この記事の著者

青栁 次男(PMP)(アオヤギ ツギオ)

株式会社タリアセンコンサルティング 代表取締役
1966年早稲田大学第一商学部卒業。1967年日本航空入社。システム開発部門にて、旅客予約管理システムをはじめ、整備、運航、一般管理等、システム開発に従事。また、国内初の海外オンラインリアルタイムシステム開発を担当。
1998年タリアセン設立に参画...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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