Camtasiaがわかりやすい動画コンテンツの作成をサポート
保育園での活動の中で動画を活用しようとした際に、同園が利用しているのがCamtasia Studioだ。知り合いにCamtasia Studioなら簡単にクオリティの高い動画が作成できると紹介されたのが利用のきっかけだ。
その後、保育園から代表者を2人選んで簡単な使い方のレクチャーを専門家に受け、その2人が憶えてきた使い方を、園のスタッフ全員に伝えた。
「最初に使い始めた時にはわからないことが多く、動画を作成するのにかなり時間がかかってしまいました」と語るのは、リーダーの山川瑞穂氏だ。
たとえば「コーデック」といった専門用語の意味がわからずに、最初は戸惑った。とはいえ、試行錯誤しながらも実際に動画ができあがれば、専門用語の意味も自ずと理解できるようになった。結果的には前出の委員会活動の中で何度か動画コンテンツを作成していくうちに、いまでは全スタッフがCamtasiaを利用できるようになったのだ。
現在、委員会活動では「1ヶ月に1本の動画コンテンツを作ること」を目標にしている。保育の合間の作業となるので、時間のやりくりなど苦労もするが、みな積極的に参加しているという。
作成している動画コンテンツとしては、園のスタッフの紹介ビデオ、園で行っている国語教育などの活動内容を紹介するビデオ、また折り紙の折り方の解説や園で教えている歌の紹介などのビデオもある。これらは、公開を前提としたコンテンツだ。対して、園のスタッフだけで利用する動画コンテンツも作成している。たとえば、乳幼児への離乳食の与え方解説ビデオなどの、スタッフの教育、スキルアップのためのマニュアルコンテンツなどだ。
マニュアルビデオでは、難しいところ、重要なところには適宜コメントを挿入するなどで、わかりやすいコンテンツ制作を心がけている。また、これらの動画コンテンツは現在撮りためている最中で、今後、公開できるものは順次YouTubeなどを利用し、オープンにしていく予定だという。
「情報をオープンに公開することで、おかあさん達との信頼関係が深まると考えています」(原田園長)。