Oracle OpenWorld 2011では、インメモリデータベースを活用する分析専用マシンのOracle Exalyticsや、Exadataのミニ版とも言えるOracle Database Applianceなど、数多くの新製品発表が行われた。しかしながら、Oracle自らがパブリッククラウドのサービスに本格参入するという発表が、やはりもっともインパクトが大きかっただろう。Oracle CEOのラリー・エリソン氏は、自らのキーノートセッションの中で「Oracle Fusion Applicationsをクラウドで走るようにしたら、それを走らせるためのクラウドのサービスが必要になった」と言った。構想の発表から本格的な製品化まで、じつに6年もの月日を要してしまったOracle Fusion Applications。このFusion Applicationsの完成が、Oracleをパブリッククラウドサービスへと導いたわけだ。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア