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強みはパブリッククラウドもオンプレミスも自由に選択できること―マイケル・ヒチワ氏にOracleのクラウド戦略を訊いた


Oracle OpenWorld 2011では、インメモリデータベースを活用する分析専用マシンのOracle Exalyticsや、Exadataのミニ版とも言えるOracle Database Applianceなど、数多くの新製品発表が行われた。しかしながら、Oracle自らがパブリッククラウドのサービスに本格参入するという発表が、やはりもっともインパクトが大きかっただろう。Oracle CEOのラリー・エリソン氏は、自らのキーノートセッションの中で「Oracle Fusion Applicationsをクラウドで走るようにしたら、それを走らせるためのクラウドのサービスが必要になった」と言った。構想の発表から本格的な製品化まで、じつに6年もの月日を要してしまったOracle Fusion Applications。このFusion Applicationsの完成が、Oracleをパブリッククラウドサービスへと導いたわけだ。

満を持してOracleがパブリッククラウドのサービスを提供開始

 Oracle OpenWorld 2011では、インメモリデータベースを活用する分析専用マシンのOracle Exalyticsや、Exadataのミニ版とも言えるOracle Database Applianceなど、数多くの新製品発表が行われた。

 しかし、やはりインパクトが大きかったのは、Oracle自らがパブリッククラウドのサービスに本格参入するという発表だろう。Oracle CEOのラリー・エリソン氏は、自らのキーノートセッションの中で「Oracle Fusion Applicationsをクラウドで走るようにしたら、それを走らせるためのクラウドのサービスが必要になった」と言った。構想の発表から本格的な製品化まで、じつに6年もの月日を要してしまったOracle Fusion Applications。このFusion Applicationsの完成が、Oracleをパブリッククラウドサービスへと導いたわけだ。

 Oracleは、それまで一部SaaSを除いては、クラウドコンピューティングを実現するための技術提供に徹してきた。その意味では、パブリッククラウドのサービス提供者としては、かなり後発となる。実績あるSalesforce.comなどの先駆者に追いつき追い越すためには、どのような顧客メリットを示すのか。興味をそそられるところだろう。Oracle Public Cloudは、2012年の前半にはサービス提供を開始する。まだまだ未定の部分も多々あるようだが、Oracle DBA & Developer Daysのために来日していた、Oracle Database Cloud Serviceなどの開発責任者マイケル・ヒチワ氏に、Oracleのクラウドについて話を訊いた。

 他社サービスとの違い、優位性についてヒチワ氏は「ExadataやExalogicをパブリッククラウドの環境で活用できるようにしたもので、オンプレミスで使っていたものをすべてクラウドで使えるようにする。そして、自由にクラウドからオンプレミスに戻すことができるのがOracleのクラウドだ」と語る。

マイケル・ヒチワ氏
マイケル・ヒチワ氏

 サービスを開始する当初は、SaaSとなるApplication ServicesはFusion CRM、Fusion HCM、Social Networkの3つ、PaaSとなるPlatform ServicesとしてはJAVAとDatabaseの2つを提供する。SaaSとなるFusion CRMとFusion HCMは、オンプレミスのFusion Applicationsの製品をそのままパブリッククラウドに載せたものだ。なので当然ながら、オンプレミスからクラウドに移行したり、パブリッククラウドからオンプレミスに戻したりすることも容易だ。SaaSのもう1つのサービスであるSocial Networkは、企業内のセキュアなコラボレーション環境を実現するためのもの。当初はFusion CRMと一緒に利用するとのことだ。いずれは、このSocial Network単体でも利用できるようになる予定だ。

 Oracle Public Cloudでは、SaaSもPaaSも共通のインフラの上で提供される。そこには、セキュリティとID管理、オンプレミスからの移行をサポートするインテグレーションサービス、Oracle Enterprise Managerを利用した性能監視などの管理機能、パブリックならではのウィルススキャンやアクセスコントロール、高可用性の確保とバックアップ・リカバリー、さらにクラウド上のアプリケーションを開発するための各種ツール群が用意される。

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注目はやはりDatabase Cloud Service

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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