平均と度数分布を求める
ある店舗の3カ月間の日ごとの来客数のデータから平均の来客数を求めます。平均の計算にはAVERAGE関数を利用します。
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平均の来客数は1日あたり108人という結果が出ていますが本当でしょうか?前回の基本操作では度数分布が正規分布に従っていない場合、外れ値の存在を疑う必要性を説明しました。この外れ値を見つけるという考え方はデータ分析において非常に重要で、平均の妥当性を検証する場合にも有効です。今回は用意された来客数データから度数分布を求めてみましょう。度数分布の計算にはFREQUENCY関数を利用します。
まず、最初にデータの最小値と最大値を求めます。
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最小値が65、最大値が135という結果になりましたので、65を下限として5人ずつの幅で度数分布を求めてみます。FREQENCY関数の出力は配列となりますので、式の入力には配列数式を使用します。具体的には、式を入れる前にセル範囲を選択し、式を入れた後に