SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZine Press(AD)

IBM清水徳行氏「大航海の歴史に経済打開のヒントがある」~「Business Analytics Forum Japan 2012」レポート

Business Analytics Forum Japan 2012 資料ダウンロード

 

本記事で紹介された特別講演をはじめ「Business Analytics Forum Japan 2012」のセッション資料がダウンロードいただけます。

 

ダウンロードはこちら

 

 

元Google Japan社長 村上氏が語る「ビッグデータ2.0」

株式会社 村上憲郎事務所 代表取締役
元 Google 米国本社 副社長 兼 Google Japan 代表取締役社長
村上憲郎氏
株式会社 村上憲郎事務所 代表取締役 元 Google 米国本社 副社長 兼 Google Japan 代表取締役社長 村上憲郎氏

 続けて元Google日本法人会長の村上憲郎氏が登壇。「ビッグデータ2.0へ向けて」と題する特別講演が行われた。

 電力網や家、家電製品など、あらゆるもののスマート化が始まっている。そして、従来人と人とを結び付けていたインターネットは、こうしたスマート化されたモノ同士を結び付けるInternet Of Things(IOT)へと進化しつつある。

 スマート化の中心になると見られているのは電力網、スマートグリッドだ。まず始まっているのが人とモノの結びつけで、ドイツの電力会社が導入したスマートメーターは、電力使用量が一定量を超えると、ユーザーに「使いすぎ」とツイートする機能が話題になった。電力の見える化の次は、消費電力の制御、三番目に来るとされているのは独居老人などの「見守りサービス」だ。

 実はその先、IOTにおける4番目のサービスはまだ見えていない。村上氏は、そこで大きな位置を占めるのがビッグデータと見ている。現在、Googleの技術から生まれたHadoopをはじめ、データマイニング、ニューラルネットワークなど、ビッグデータ近辺での技術が着々と整えられている。

 村上氏はビッグデータには1.0と2.0の2段階があると考えている。1.0は文章で言えば構文解析であり、文中の品詞を言い当てる。人に置き換えるなら、性別、年齢、職業、年収、購買履歴などを解析することにより個の姿を見る。

 一方2.0は、意味解析になる。人に置き換えると、行動履歴、生活パターン、ソーシャルネットワークにおける活動傾向などを見る中からその人となりを理解する。そこでポイントとなるのが、人間の介入を必要としない、自律的な解析技術だ。

 すでに米国ではビッグデータ関連の研究を推進している。たとえば2012年3月、ホワイトハウス科学技術政策局は、2億ドルの巨費を投入するビッグデータに関するR&Dイニシアティブを発表した。「そこでは自律的という言葉が使われており、明らかに2.0をめざしている」(村上氏)。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/4233 2012/09/25 00:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング