ハードウェアとソフトウェアが一体となったエンジニアド・システムの1つであるOracle Database Applianceの新バージョンがリリースされました。その名も『Oracle Database Appliance X3-2』。データベースをシンプルにするというコンセプトはそのままに、2倍の性能向上、最大4倍のストレージ容量を実現しています。
エンジニアド・システムの勢いが止まらない
エンジニアド・システムとは、Oracle製品が高性能かつ安定的に動作するよう最適化されたハードウェアとソフトウェアの組み合わせです。データベース専用機として『Oracle Exadata』、『Oracle Database Appliance』が提供されており、OS、サーバー、ストレージ、ネットワーク、クラスタウェア、運用管理ツールまですべてが設計/検証済の状態で出荷されます。時間をかけた作り込みは一切不要で、電源を入れるだけで完成されたデータベース基盤をすぐに手に入れることができるのが、エンジニアド・システムの大きなメリットです。

Oracle Database Applianceは、エンジニアド・システムの中で最も手が届きやすい価格帯に位置づけられています。上位モデルであるOracle Exadataと同じく高性能、高可用性でありながら、導入における手軽さを兼ね備えた非常にシンプルな製品です。適応範囲が広く、Oracle Database Standard Editionで構築されたシステムの統合や、Enterprise Editionのリプレースなど、様々なケースで利用することができます。実績も豊富で既に1000台以上が出荷されており、エンジニアド・システムズファミリーで最も成長している製品です。

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岸和田 隆(キシワダ タカシ)
株式会社アシスト データベース技術本部 データベース・エバンジェリストアシスト入社後、Oracle Database の研修講師、フィールド・ サポート、新バージョンの検証を経て、2007年 自社ブランド 「DODAI」の準アプライアンス製品の企画・開発、2009年 PostgreSQL、2011年...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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関 俊洋(セキ トシヒロ)
株式会社アシスト データベース技術本部 データベース・エバンジェリストデータベース・システムの構築や運用トラブルの解決といったフィールド・サポート業務を経験し、その後は新製品の検証やソリューションの立ち上げに従事。現在はデータベースの価値や魅力を伝えるための執筆や講演活動を行っている。
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