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価値提案を作り出す「3つのキーアクティビティ」


前回は、オペレーション基盤の1つめの要素「コンピタンス」を2回にわけて解説しました。今回は、オペレーション基盤の2つ目のビジネス要素である「価値構成」です。過去の連載は、こちらから。

企業をぼんやり眺めていただけでは競争優位は生まれない

 まずは、いつものように今回のテーマの論点からスタートしていきましょう(図表1)。

図表1.価値構成に関する論点

 企業の主要な目的の1つは、顧客がお金を支払おうとする価値を生成することにあります。この価値は、さまざまな企業活動の結果として生まれるものです。

 今回のテーマである価値構成とは、「ターゲット顧客に価値を生成するために必要な一連の企業活動の配置とその有機的なつながりを示すもの」です(図2)。これらの企業活動をここでは、「プロセスグループ(粒度の荒いアクティビティ)」と呼ぶことにしましょう。もちろん、価値構成はサプライヤーやパートナーなどの外部協力を得て構築されることもあります。

 マイケル・ポーター教授が提唱するバリューチェーン(価値連鎖)モデルは、価値構成のタイプの1つです。ポーター教授は、企業全体をぼんやりと眺めただけでは競争優位を理解することはできず、設計、製造、マーケティングといった具体的な活動におけるコストドライバー(コストに影響を与える要因)と価値ドライバー(価値の差別化に影響を与える要因)を明確にするがあると指摘しています。

図表2.価値構成の定義と属性

 多くの製造業者が新しい競争戦略の策定の分析にポーターのバリューチェーンを活用する一方で、サービスやテクノロジーを中核とする企業にとってバリューチェーンを適用することが難しいことが指摘されてきたことも事実です。

次のページ
ビジネスの本質的な違いを理解するために必要な「価値構成の3つのタイプ」

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/4822 2013/06/27 23:40

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