JavaアプリケーションからSQL Serverに接続する
先日まで「SQL Server 徹底検証シリーズ」という技術資料を書くプロジェクトの支援をしていたのですが、4つあるシステム(シナリオ) のうち3つでJDBCドライバーを使ってSQL Serverに接続するアプリケーションを使用していました。お客様システム導入の技術支援など私の普段の業務でもJavaアプリケーションからSQL Serverに接続している構成はよく見かけるため、Java + SQL Serverという構成も珍しいものではないと思います。
そんなJavaアプリケーションとSQL Serverの架け橋になるのがJDBCドライバーです。弊社から提供しており以下サイトから無償でダウンロードして使用して頂くことが可能です。現状のSQL Server用JDBCドライバーの最新版はバージョン4.0で、このバージョンは現在サポートされている全てのSQL Server(SQL Server 2005 ~ SQL Server 2012) とWindows Azure SQL Databaseへの接続をサポートしています。また、LinuxやUnix上で動くJavaアプリケーションからSQL Serverに接続することもできます。
Microsoft JDBC Driver 4.0 for SQL Server
JavaアプリケーションからSQL Serverに接続する場合、実際にはJava Persistence APIやHibernateといったO/Rマッパーやデータベース接続用フレームワークを経由するのが一般的で、素のJDBC APIを使用することは殆どないかもしれません。それでも、それらのフレームワークの影にはJDBCドライバーが存在するとともに接続URLの設定は必要になると思います。
そこで、この記事ではJDBCドライバーを把握するためのログ出力と、具体的な2つの接続プロパティの挙動を見てみたいと思います。